夜行バスで助けてくれた男に暗闇で体を弄られ、抵抗できない女子大生の運命とは──。
夜行バスという閉ざされた空間で起こる、女子大生の悪夢
助けてくれたはずの男が、暗闇で忍び寄る
長距離移動に便利な夜行バス。安価な運賃で遠方へ行けるため、多くの人が利用する交通手段の一つだ。しかし、その閉ざされた空間が時として逃れられない悪夢へと変わることがある。
佐伯姫子(仮名)は大学のサークル合宿からの帰り道、夜行バスに乗るためのチケットを購入しようとしたが、財布ごと落としてしまい困り果てていた。途方に暮れる彼女を助けたのは、見知らぬ中年の男だった。
「これでチケットを買いなさい」
親切そうなその言葉に安心し、姫子は感謝の気持ちを込めてお礼を言いながら夜行バスへ乗り込んだ。しかし、彼女は知らなかった。その優しげな笑顔の裏に、歪んだ欲望が潜んでいることを。
闇の中で忍び寄る手
バスが動き出し、乗客たちは次第に静まり返る。エンジン音だけが響く車内で、姫子も目を閉じた。しかし、その静寂を破るかのように、違和感が背筋を走った。
薄暗い車内で、何者かの手が姫子の体をまさぐっていた。それは、彼女に優しく接してくれたはずのあの男だった。動揺し、声を上げようとするも、周囲の目が気になり、ただ震えるしかなかった。
「大丈夫、静かにしていればいいんだよ」
低く囁く声が耳元で響く。逃げ場のない空間。声を出すことすら躊躇う状況。押しに弱い性格の姫子は、男の執拗な手にじわじわと追い詰められていった。
逃げ場のない恐怖
夜行バスの座席は狭く、隣の乗客と密着するような作りになっている。そのため、気づかれないように手を動かすことは容易だった。暗闇の中で男の手は徐々にエスカレートし、姫子の抵抗の意思を奪っていく。
「嫌ならやめてあげるよ。でも、君が困っていたときに助けたのは誰だった?」
恩着せがましい言葉がさらに姫子を追い詰める。身体が固まり、頭が真っ白になっていく。声を上げれば周囲の人に気づいてもらえるかもしれない。しかし、それができないほどに、男の囁きは彼女の心を支配していた。
目が覚めたときにはすべてが終わっていた
何が起こったのかもわからないまま、姫子は朝を迎えた。バスが目的地に到着し、乗客たちは次々と降りていく。姫子もまた、何事もなかったかのように席を立った。
男の姿は、すでになかった。
彼女の中には、言いようのない恐怖と後悔が残っていた。「どうして声を上げなかったのか」「どうしてもっと抵抗しなかったのか」――そんな思いが頭の中を巡る。
しかし、夜行バスという閉ざされた空間、そして押しに弱い性格が、彼女を沈黙へと追いやっていたのだった。
デジタルコミックで描かれる禁断のシナリオ
この衝撃的なストーリーを描いた作品が、サークル「クリムゾン」によって発表された。デジタルコミック40ページ(フルカラー6ページ、モノクロ34ページ)に加え、フルボイスのボイスコミックも収録されており、より深い臨場感を味わうことができる。
ボイスコミックはmp4形式で視聴可能。PDF版はスマホでも閲覧可能なので、いつでもどこでも楽しむことができる。
サークル:クリムゾン
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